郵便局で絵手紙の作品展 愛好家13人の100点展示 本宮

柔らかな色彩と味わいのある手書きの文字が魅力の絵手紙の作品展が、本宮市の郵便局で開かれていて、訪れる人たちを和ませています。

絵手紙の作品展が開かれているのは本宮市の本宮郵便局です。

地元の絵手紙愛好家の団体が、作品の発表の場として定期的に開催していて、愛好家13人が描いたおよそ100点が展示されています。

使われているのはにじみが出やすい画仙紙と呼ばれる紙で、ハガキほどの大きさにしたうえで、にじみを効果的に生かして柔らかな色彩で描いた絵とともに味わいのある手書きの文字が添えられています。

お地蔵様を力強く描き「これ以上、物忘れをしないように」という言葉が添えられた作品は、団体のメンバー最高齢で103歳の猪狩ヤイさんが描いたものです。

このほか、空を泳ぐこいのぼりに「いい風に吹かれて」と書き添えられたものなど、会場にはほのぼのとした日常の風景を切り取ったさまざまな作品が並んでいて、訪れた人たちを和ませています。

絵手紙展を開いた団体の会長を務める五十嵐公子さん(84)は「会員が感動した一瞬を描いた作品を、会場でゆっくり見てほしい」と話していました。

この絵手紙展は土日と祝日を除いて来月2日まで開かれています。