楢葉町 地元産の酒米を原料とする日本酒 新酒のお披露目会

楢葉町では、原発事故による風評を払拭しようと町民のグループが地元産の酒米を原料とする日本酒づくりに取り組んでいて、22日、関係者らがことしの新酒の完成を祝いました。

楢葉町では、地元の会社員などでつくる町民のグループが、6年前から地元で生産した県オリジナルの酒米「夢の香」を原料とする酒づくりに取り組んでいます。

会津美里町の酒造会社に醸造を委託していて、22日夜は、ことしの新酒のお披露目会が開かれ、グループのメンバーらおよそ20人が参加しました。

お酒は5種類あり、このうち、純米大吟醸は、甘口でふくらみのある味が、特別純米酒は、すっきりとした後味が特徴だということで、参加した人たちはそれぞれの酒を飲み比べながらできばえを確かめていました。

「楢葉の酒づくりプロジェクト実行委員会」の猪狩守会長は、「地域の交流のきっかけとしてだけではなく全国にも楢葉のお酒として知られてほしい」と話していました。

楢葉町の日本酒は、23日から町内の道の駅やスーパー、Jヴィレッジなどで販売されるということです。