アクアマリンふくしま 県教育委員会が「登録博物館」に指定

いわき市の水族館「アクアマリンふくしま」について福島県教育委員会は生き物の生態の解明や展示など独自の取り組みを評価し「登録博物館」に指定しました。
今後、国から新たな補助などが受けられるようになり学術研究のいっそうの振興が期待されます。

博物館法では、資料の収集や展示、それに調査研究を行うことなどを目的とする機関のうち、都道府県の教育委員会が定める一定の条件を満たした施設を「登録博物館」に指定することができます。

福島県教育委員会は、いわき市の水族館「アクアマリンふくしま」について、サンマの養殖技術の確立に向けた生態の解明や国内でも珍しいシーラカンスの標本の展示など独自の取り組みを評価し、今月1日に「登録博物館」に指定しました。

福島県内の動物園や水族館の中で「登録博物館」の指定はこれが初めてです。

今回の指定によって、国から受けられる補助金の種類が増えることなどから、学術研究のいっそうの振興が期待されます。

アクアマリンふくしまの古川健館長は「今後は水族館や動物園はもとよりほかの博物館とも連携を深め、研究や教育普及活動などよりいっそう社会貢献に努めていきたい」と話しています。