米軍横田基地のヘリ2機が17日に福島市内の山中に着陸

米軍横田基地のヘリ2機が17日に福島市内の山中に着陸

17日午後、福島市の山あいの空き地にアメリカ軍のヘリコプター2機が着陸していたことがわかりました。
防衛省東北防衛局によりますと、アメリカ軍は、飛行中に警告灯が点灯した1機が予防着陸したと説明していて、2機とも、この日のうちに現場を離陸し、所属する基地に戻ったということです。

東北防衛局や福島市によりますと、17日午後2時ごろ、東京のアメリカ軍横田基地に所属するUHー1ヘリコプター2機が福島市田沢の山あいにある、市が管理する空き地に相次いで着陸しました。

2機は基地に戻る途中で、アメリカ軍は「飛行中に警告灯が点灯した1機が予防着陸し、もう1機はその支援のため着陸した」と説明しているということです。

乗組員や機体は無事で、2機ともこの日のうちに現場を離陸し、基地に戻ったということです。

近隣に住宅などはなく、東北防衛局と福島市は18日、職員を現地に派遣し、この着陸による被害がないことを確認したということです。

アメリカ軍からの連絡は、まず北関東防衛局に入り、午後4時ごろに東北防衛局に共有され、着陸からおよそ6時間後の午後8時ごろになって福島市に共有されたということです。

東北防衛局は18日、アメリカ軍に対して航空機などの安全管理体制の整備に万全を期すことや速やかな情報提供を行うよう口頭で要請したとしています。

米軍のヘリコプターが福島市内の市が管理する空き地に予防着陸していたことについて、市の担当者は「米軍に対して、防衛省東北防衛局を通じて安全管理の徹底と原因究明の申し入れを依頼した」と話していました。

また、着陸から公表まで2日以上かかったことについては「防衛局との事実確認に時間がかかった」としています。