福島市の去年の観光客数はこれまでで最も多い828万人余

福島市は、去年の観光客数について、新型コロナの5類移行に伴って旅行需要が高まったことなどから、これまでで最も多い828万人余りにのぼったと発表しました。

福島市によりますと、去年1年間に、主な19の観光地や施設、それに祭りやイベントなどを訪れた人は、あわせておよそ828万7000人にのぼったということです。

これは、最も多かった前の年に比べて、およそ78万人増えて1.1倍になり、2年連続で増加しました。

観光施設のうち、最も多かったのは、大笹生にある道の駅ふくしまで、東北中央自動車道の福島大笹生インターチェンジのそばに立地し、子どもの遊び場があり、親子連れが多い訪れることからおよそ159万人と、全体のおよそ2割を占めました。

また、観光地のうち、前の年に比べて増えた割合が最も大きかったのは、花見山公園の1.6倍で9万4000人でした。

福島市は新型コロナの5類移行に伴い、旅行需要が高まったことや、モモや花といったテーマを絞った観光キャンペーンなどの効果が表れたことが増加の要因とみています。

福島市は「コロナ禍であっても各施設が魅力の向上を図ってきた効果が表れたのではないか。観光客のさらなる増加に向けて、課題の人手不足対策を進めていきたい」としています。