県 「防災アプリ」や「防災ポータル」で備え呼びかけ

福島県は、災害時の避難などに活用できるスマートフォン用のアプリと、災害に関する情報を集約したウェブサイトをこのほど公開し、適切な避難や災害への備えに役立ててほしいとしています。

県が公開したのは、スマートフォン用の「福島県防災アプリ」と、パソコンやタブレットなどで閲覧できるウェブサイト「福島県防災ポータル」です。

このうち防災アプリは、気象や避難の情報が随時通知されるほか、自宅や職場の災害リスクや家族構成などに応じた避難計画を検討するための「マイ避難シート」を作ることができます。

さらに、家族の人数に応じた備蓄品リストの作成や、事前に登録したメンバー間で互いの安否を確認することもできます。

また、防災ポータルは、避難所や道路の状況、雨量や河川の水位などの情報が地図上にまとめて表示され、県全域の情報を確認することができます。

日本語だけでなく英語などあわせて14の言語にも対応しています。

福島県は「近年多発している災害での逃げ遅れをゼロにしたい。災害を自分ごととして捉え、アプリやポータルを使いながら必要な情報を事前に整理して、いざという時の行動をシミュレーションしてほしい」としています。