玉川村で新1年生が“旗持ち登校” 日の丸を手に神社にお参り

各地の小学校で入学式が行われた8日、福島県玉川村では新1年生の入学を祝い、通学中の安全を願う伝統の「旗持ち登校」があり、児童たちが日の丸を手にして地元の神社にお参りしました。

明治時代から続くとされる玉川村の川辺地区の「旗持ち登校」は、入学式が行われる日に児童たちが日の丸を振りながら、地元の神社にお参りする伝統行事で、地元住民が主体となって行われています。

8日は、玉川第一小学校に入学する新1年生5人が公民館に集まり、日の丸の旗と「入学おめでとう」と書かれたたすきを受け取りました。

5人は在校生や保護者らに見守られながら、旗を振りながら20分ほど歩いて神社に到着し、8日から毎日続く登下校の無事をお祈りしていました。

1年生の男の子は「歩くのは疲れたけど、楽しかったです。学校では運動を頑張りたいです」と話していました。

川辺地区こども育成会、関根聡さんは「地域の人の協力あって続くよい伝統だと思います。子どもたちには元気よく登校して学校生活を楽しんでほしいです」と話していました。