アクアマリンふくしま入館者数 昨年度は東日本大震災後で最多

いわき市の水族館「アクアマリンふくしま」の昨年度の入館者数は、東日本大震災のあと最も多い61万人余りになりました。

いわき市の水族館「アクアマリンふくしま」によりますと、昨年度の入館者数は、61万1040人で、前の年度をおよそ2万6400人、率にして4.5パーセント上回りました。

入館者数が前の年度を上回ったのは、2年連続です。

「アクアマリンふくしま」の入館者数は、開館した平成12年度に最も多い115万人余りを記録しましたが、東日本大震災の直後の平成23年度は、25万8000人余りと大きく落ち込み、その後は50万人台で推移していました。

さらに新型コロナの感染拡大の影響で、入館者数は再び低迷しましたが、昨年度は、震災後、最も多い入館者数となりました。

「アクアマリンふくしま」によりますと、新型コロナの感染症法上の位置づけが5類に移行したことによる旅行需要の回復や、子どもが体験できる施設がリニューアルオープンしたことに加え、バックヤードツアーなど、解説に力をいれた取り組みが入館者数の増加につながったと分析しています。

アクアマリンふくしまは「今後も多くの人に楽しんでもらうイベントを開催することで入館者数を増やしていきたい」としています。