郡山市 農産物と生産者を紹介するガイドブック ネットで公開

郡山市は、地域で生産が盛んな農産物の魅力の発信を強化するため、農産物と生産者を紹介するガイドブックを作り、インターネット上で公開しています。

郡山市が制作したのは「こおりやまに息づく 農に生きる50のカタチ」です。

市は5年前から農業の魅力のPRのため地元の農産物と生産者のこだわりをウェブ記事として不定期で公開しています。

今回、これまで紹介した生産者が50人に達したことから、これらすべてを1つのガイドブックにまとめ、先月からインターネット上で公開を始めました。

ガイドブックは60ページ余りあり、このうち阿久津地区に明治時代から伝わる「阿久津曲がりねぎ」については生産者の男性が、味を良くするために、ネギを8月下旬に掘り起こして植え替えを行っていることや「手間はかかっても伝統野菜を残したい」という思いを紹介しています。

また、市内の農産物が飲食店などで調理され、彩り鮮やかに盛り付けられた様子や、農産物や加工品を購入できる市内の施設なども掲載され、食べてみたいと感じさせる工夫が凝らされています。

郡山市は「経済都市のイメージが強い郡山市だが、自然が豊かで農業も盛んだ。食と農業の面からも魅力ある地域だということを知ってもらい、足を運ぶきっかけにしてほしい」としています。