郡山市 ごみ減量化へ 分別方法調べられるウェブサイト導入

ごみの排出量が全国の中核市の中で最も多い郡山市は、ごみ減量化につなげようと、ごみとして出したいものの名前を入力すると分別のしかたを簡単に調べることができるウェブサイトを導入し、今年度から公開を始めました。

郡山市を始めたのは、「こおりやまごみサク」と名付けられたウェブサイトです。

検索窓にごみとして出したいものの名前を入力すると分別のしかたを簡単に調べることができます。

登録されているごみの品目名は826種類あり、入力したものがどれに該当するかがわかるとともに、市が分別して回収する燃やしてよいごみ、燃えないごみ、資源物、粗大ごみのいずれとして出せばよいかを教えてくれます。

郡山市はごみの排出量が多く、家庭や事業所から出されるごみの量を市民1人1日あたりに換算すると令和2年度は1190グラム、令和3年度は1183グラムと、2年連続で全国62の中核市のなかでワースト1位でした。

市は、これまでもチラシなどでごみを分別するための分類の周知や呼びかけを行っていますが、適切に分別されないケースもあり、ごみの量が増えていると分析しています。

ごみのうち資源物については、スーパーなどの民間の回収窓口も増えていて、市では分別方法を簡単に調べられるようになることで分別の徹底を進め、市が回収するごみの削減につなげたいとしています。

郡山市5R推進課の大内健志課長は「今まで燃えるごみとして出されていた紙などをリサイクルに回していただき、ごみの削減につなげたい。1グラムでも2グラムでも減量につなげたい」と話していました。