喜多方市に「喜多方ラーメン課」と「そば課」発足 魅力発信へ

新年度となった4月1日、喜多方市では地域ブランドの振興に取り組むその名も「喜多方ラーメン課」と「そば課」がそれぞれ発足し、魅力の発信や産業が抱える課題の解決に取り組むことになりました。

喜多方市で1日に発足したのは、「喜多方ラーメン課」と「そば課」です。

市役所では1日朝、新入職員らへの辞令交付式があり、この中で、遠藤忠一市長は2つの課の発足にあたり、「地域で愛されている食文化のブランド力と知名度の向上と発展を図りたい」と述べました。

全国的な知名度も高い喜多方ラーメンと、市内の山都地区に伝わる「山都そば」は、地域で長年愛されている食文化として文化庁の「100年フード」にも認定されています。

しかし、近年は、高齢化や過疎化によって店舗の後継者不足や生産農家の減少などに直面していて、2つの課の発足は産業が抱える課題の解決を図るねらいがあります。

それぞれの課には観光交流課の職員が兼務するかたちで配属され、ラーメンとそばのブランド力の向上と国内外への魅力の発信などに取り組むということです。

観光交流課とあわせた3つの課の課長を兼任する瓜生昭彦さんは「まずは地元の人に魅力を再認識してもらったうえで、外に向けた積極的なPRに取り組んでいきたい」と話していました。