小学生が就労支援事業所でパン作り 福島市

子どもたちにさまざまな立場の人や地域と関わる体験をしてもらおうと、福島市の就労支援事業所で小学生がパンづくりに挑戦する催しが開かれました。

この催しは福島市中心部でパンの製造・販売を行っている障がい者就労支援事業所の協力で福島学院大学の学生が企画し、29日は地元の小学生6人が参加しました。

子どもたちは、人気メニューのクリームパンづくりに挑戦し、このうち、生地でクリームを包む工程では、事業所の利用者から「生地を大きく広げるとクリームを包みやすくなります」などとアドバイスを受けながら、クリームがこぼれないように生地の形を慎重に整えていました。

そして、子どもたちが作った20個余りのパンは、袋に詰めて実際に販売すると30分ほどで完売となり、みんなで拍手をして喜び合っていました。

参加した小学6年生の女子児童は「買ってもらえるかどうかドキドキしましたが、全部売れてうれしかったです。いろんな人と協力して貴重な経験ができました」と話していました。

催しを企画した福島学院大学の菅原あかりさんは「子どもたちと地域のつながりを作りたいと思い企画したので、みんなで笑顔になれたのがなによりうれしかったです」と話していました。