中学生ハンドボール全国大会 富山県氷見市に代わり県内で開催

能登半島地震の影響で富山県氷見市に代わって福島県で開かれている中学生のハンドボールの全国大会は27日決勝が行われ、男子の部で、富山県氷見市の中学校が優勝しました。

「春の全国中学生ハンドボール選手権大会」は、毎年、富山県氷見市で開催されていましたが、能登半島地震の影響でことしは初めて福島県で開かれ、27日福島市で男女の決勝が行われました。

このうち男子の部は富山県氷見市の西條中学校と東京都東久留米市の西中学校の争いとなりました。

試合は、前半から両チームが13対13の同点で折り返す接戦となりましたが、後半、西條中学校がゴールキーパーの好セーブなどで相手チームの猛攻をはねのけて26対24で競り勝ち、優勝を果たしました。

西條中学校男子ハンドボール部のキャプテン、井上拓己さんは「地震の影響で体育館が使えないなど、苦労もありましたが、自分たちの力を精一杯出して、優勝できてうれしいです。地震で被災した人にこの結果を届けて少しでも元気になってほしい」と話していました。

一方、女子の部の決勝は東京都の東久留米市の西中学校と兵庫県明石市の望海中学校の争いとなり西中学校が18対17で勝って大会初の2連覇を達成しました。

大会は27日閉会し、来年以降は再び、富山県氷見市で開催される予定です。