会津若松 ノロウイルス原因の食中毒 21人がおう吐や下痢

今月19日に会津若松市の飲食店で食事をした客21人が、おう吐や下痢などの症状を訴え、県はノロウイルスが原因の食中毒と断定し、この店を25日から3日間の営業停止処分にしました。

営業停止の処分を受けたのは、会津若松市の飲食店「かんのや」です。

県によりますと、県の会津保健所に「今月19日にこの店で食事をした複数人におう吐や下痢などの症状が出ている」などと情報提供があり、調査したところ、この店で一緒に食事をした10歳未満から40代の男女21人が、おう吐や下痢、腹痛などの体調不良を起こしていたことが分かりました。

このうち8人は通院しましたが、現在は快方に向かっているということです。

この店で調理を担当していた1人からノロウイルスが検出され、県はノロウイルスが原因の食中毒と断定し、この店を25日から3日間の営業停止処分にしました。

県食品生活衛生課は、ノロウイルスは手指や食品を介して感染するとして、下痢やおう吐などの症状のある人は調理などをしないことや、食品を扱う前に石けんを使って入念に手洗いをすることなど、注意を呼びかけています。