果樹や野菜などの発芽時期 やや早まるか平年並み 遅霜に注意

ことしの果樹や野菜などの発芽の時期は、暖冬の影響でやや早まるか平年並みになると予測されていて、県は発芽期以降の遅霜に注意するよう呼びかけています。

県農業振興課は、毎年この時期に果樹や野菜の発芽時期を予測していて、ことしは暖冬の影響でやや早まるか平年並みになるとしています。

このうち、福島市にある県農業総合センターのほ場では、モモの「あかつき」が、平年より2日ほど早い今月22日ごろで、ナシの「幸水」とリンゴの「ふじ」は平年並みと予測されています。

また、会津坂下町のほ場では、リンゴの「ふじ」が平年より5日早い今月27日ごろ、カキの「会津身不知」は平年より6日早い来月8日ごろと予測されています。

またアスパラガスは、施設栽培の場合は平年並みで、露地栽培では、雪解けが早い会津地方で平年よりやや早い4月下旬ごろか平年並みの大型連休ごろに始まる見込みだとしています。

県農業振興課は、発芽時期やその後の開花時期は遅霜による被害が懸念されるとして、日中の地面の温度上昇を妨げる下草を丁寧に刈り込み、灯油などを燃やしてほ場の気温を上げなどの対策を取るよう呼びかけています。