東北新幹線 郡山駅でオーバーラン 乗客3万2500人に影響

6日朝、東北新幹線の福島県の郡山駅で、新幹線が停止位置をおよそ500メートルオーバーランして停車しました。
雪の影響が原因とみられるということで、JR東日本が詳しく調べています。

JR東日本によりますと、6日午前7時半ごろ、福島県の郡山駅で、東京発・山形県の新庄行きの下りの山形新幹線「つばさ121号」が停止位置をおよそ500メートル通り過ぎて停車しました。

オーバーランした新幹線は7両編成で、JRは車両をバックさせて午前8時50分ごろに郡山駅のホームの停止位置まで戻しました。

この影響で東北新幹線は午前9時50分までの2時間あまりにわたって東京駅と盛岡駅の間の上下線で運転を見合わせました。

線路を分岐させるポイントの上を車両が通過したため、この設備に異常がないか確認する必要があり、運転再開までに時間がかかったということです。

JR東日本によりますとけがをした人はいませんでしたが、停車した新幹線内いた乗客の1人が体調不良を訴えて、車両内にある「多目的室」で休息をとったということです。

また、オーバーランの影響で、あわせて30本が運休するなどおよそ3万2500人の乗客に影響が出たということです。

原因については、雪の影響で滑ってブレーキがきかなかったとみられるということで、JR東日本が詳しく調べています。