福島 いわき市のこども園 “魚に関心を” マグロ解体ショー

魚に関心を持ってもらおうと、いわき市のこども園でマグロの解体ショーが開かれました。

これはいわき市にある認定こども園「あざみ野こども園」が地元の水産会社と協力して開いたもので、1歳から6歳までの園児50人ほどが集まりました。

はじめに水産会社の社員がマグロは呼吸するために休まず泳ぎ続けることやタンパク質やカルシウムなどの栄養が豊富な食材であることなどを説明しました。

続いて、宮城県の漁港で水揚げされた体長1.2メートル、重さ20キロほどのキハダマグロがテーブルに置かれ、社員が包丁を使って手際よく解体していきました。

園児たちは、マグロの頭や胴体が切り分けられるたびに歓声をあげ、解体が終わると、背骨付近の「中落ち」をスプーンで丁寧にそぎ落とす体験をしました。

園児たちは、「マグロを触ってちょっと怖かったけど楽しかった」とか、「大きくてびっくりした」とうれしそうに話していました。

切り分けられたマグロは竜田揚げやあら汁として給食に出され、おいしそうに口に運んでいました。

「あざみ野こども園」の阿邉みどり園長は、「もっと魚を身近に感じてもらい、おいしく健康的な食事で元気に育ってほしい」と話していました。