県立高校の入学試験始まる 前期選抜は5年連続で定員割れ

県立高校の入学試験が5日から始まり、県内73の高校で受験生たちが試験に臨みました。

県立高校の「前期選抜」と地域の中学校と連携して中高一貫教育を行う「連携型選抜」の試験が5日から始まり、県内73の県立高校で学力検査のほか、面接などが行われました。

このうち、郡山市にある郡山高校では、普通科と英語科の入試が行われ、午前7時半ごろから受験生たちが続々と集まり、参考書を手に最後の確認をしたり、友だちと励まし合ったりしている姿が見られました。

受験生たちは試験会場の教室に入り、問題用紙が配られると、緊張した表情で最初の国語の試験が始まるのを待っていました。

県高校教育課によりますと、5日の「前期選抜」と「連携型選抜」の志願者数はあわせて1万1529人で、このうち「前期選抜」の平均の志願倍率は0.95倍と、5年連続で定員割れになっているということです。

また、ことしからは、生理痛などの月経に伴う体調不良で試験が受けられない人もインフルエンザの感染者などと同じように追試の対象となるということです。

学力検査は午後3時10分に終了し、大きなトラブルはなかったということです。

2つの選抜入試は7日まで行われ、合格発表は今月14日に行われます。

また、「後期選抜」は出願書類の受け付けが15日と18日に、試験が22日に行われます。