福島空港と台湾を結ぶ路線 定期便への移行は見送りへ

先月チャーター便が復活した福島空港と台湾の空港を結ぶ路線について、早ければ来月下旬の就航を目指していた定期便への移行は見送られることになりました。
その理由について、航空会社は「定期便化への手続きが完了していないため」としています。

台湾の格安航空会社タイガーエア台湾が運航する福島空港と台湾の桃園国際空港を結ぶチャーター便は先月16日に4年ぶりに復活し、週2回、それぞれ1往復ずつ運航しています。

県は、航空会社や旅行会社と交わした覚書に基づいて、早ければ来月下旬にも定期便への移行を目指していましたが、この計画を見送ることになりました。

一方、チャーター便は引き続き運航されるということです。

これについて、タイガーエア台湾は「定期便化の手続きが完了していないため」としています。

県によりますと、今月16日までの1か月間の搭乗率は全体で9割を超えていますが、往復の乗客はいずれも台湾の旅行客がおよそ3分の2を占めていて、福島からの旅行客は比較的少ない状況です。

チャーター便はことし4月から一部の座席を個人で購入できるようになるほか発着時刻が変わる予定ということです。

県は「双方向の交流を続けることが重要なので、台湾へのアウトバウンドにも力をいれていきたい」としています。