うずらの卵 南相馬市と白河市が給食の献立から外すこと決める

26日、福岡県の小学校で児童が給食をのどに詰まらせて死亡した事故を受けて、福島県内でも南相馬市と白河市が原因とみられるうずらの卵を今後作成する給食の献立から外すことを決めました。

26日、福岡県みやま市の小学校で1年生の男子児童が給食をのどに詰まらせて亡くなり、市の教育委員会は「みそおでん」に入っていたうずらの卵による窒息とみられるとしています。

これを受けて、各地で給食でのうずらの卵の提供を取りやめる動きが広がっていて、福島県内でも、南相馬市が、29日以降、小中学校と幼稚園の給食の献立からうずらの卵を外すことを決めました。

また白河市も、すでに献立を決め食材を手配してある来月分は対応が間に合わないおそれがあるものの、4月以降は小学校の給食の献立からうずらの卵を外すことを決め、中学校にも注意喚起を行いました。

このほか県内では、伊達市と田村市が、かつてほかの地域で喉に詰まらせる事故が起きたうずらの卵や白玉、それに大粒のブドウなどを、以前から給食で提供しないようにしているということです。

今回の事故を受けて、文部科学省は27日全国の教育委員会などに、給食の時間に安全に配慮した食事指導を徹底するとともに窒息の対処法を確認するよう緊急の通知を出しました。