川内村 春の味覚「タラの芽」の収穫が最盛期
春の味覚「タラの芽」の収穫が福島県川内村で最盛期を迎えています。
川内村では4軒の農家が合わせて年間2トン近くのタラの芽を出荷していて、今年の収穫が最盛期を迎えています。
村の生産組合の組合長で栽培歴35年の坪井利一さん(86)は農業用ハウスでタラの芽を水耕栽培し、1トンほどを生産しています。
栽培棚には10センチから15センチほどの長さに切りそろえたタラノキが敷き詰められていて、そこから鮮やかな黄緑色の芽が7センチほど伸びています。
坪井さん夫婦は食べ頃を迎えたタラの芽をカッターナイフを使って丁寧に切り取っていました。
坪井さんは「今年の生育はとても良く、ちょっとした苦みと甘みがある。春一番の野菜なので、てんぷらなどにして食べていただければ最高です」と話していました。
JA福島さくらによりますと、タラの芽の収穫は4月ごろまで続き、県内や東京などに出荷されるということです。