須賀川市で映像作家の庵野秀明さんら特撮の上映とトークショー

特撮の神様と呼ばれた円谷英二監督の出身地として知られる福島県須賀川市で、映像作家の庵野秀明さんが特撮の上映会とトークショーを行いました。

須賀川市は、特殊撮影技術の第1人者で「ウルトラマン」などを世に送り出した円谷監督の出身地として知られ、特撮で地域の活性化に取り組んでいます。

市は、特撮文化への理解を深めてもらおうと、人気アニメシリーズ『新世紀エヴァンゲリオン』などで知られる映像作家の庵野秀明さんと、特撮やアニメのメカニックデザイナー、出渕裕さんを招いて24日、上映会とトークショーを行いました。

会場には130人が訪れ、特撮作品の上映が行われ、トークショーでは庵野さんらがウルトラマンシーリーズのキャラクターの魅力を話しました。

また、庵野さんにとって、特撮は「自分の血や肉としてこびりついていて剥がせないものだ」として、特撮が自身の作品に大きな影響を与えていると話していました。

庵野さんは「この町にはお世話になっているので、時間があれば訪れて恩返しをしていきたい」と話していました。

郡山市からきた中学生は「2人の作品のファンなので、作品に対する意見や考え方の話を聞くことができてうれしかったです」と話していました。