被災者支援にあたる行政職員に「こころのケア」を看護師ら派遣

能登半島地震の被災地で被災者の支援にあたる行政職員への「こころのケア」を行うため、福島赤十字病院の看護師ら5人が石川県へ向けて出発しました。

先月1日に発生した能登半島地震の被災地で住民の避難が長期化する中、日本赤十字社福島県支部は、住民を支援する側の行政職員への「こころのケア」を行おうと22日午前、福島赤十字病院の看護師や精神保健福祉士ら5人を石川県七尾市に派遣しました。

病院で行われた出発式では、鈴木恭一院長が「長期間大変な生活が続けば心が疲弊してしまいます。みなさんの活動が待ち望まれていると思うので、頑張ってください」と激励しました。

看護師の柳田美穂さんは「自らも被災しながら避難者の支援をして二重の苦労をしている人もいるので、ニーズを聞き取りながら活動します」と話し、このあと、5人は車に乗り込んで病院の職員らに見送られて出発しました。

現地では23日から5日間、七尾市の職員などを対象にマッサージや足湯などストレスを和らげる活動を行うということです。