温室効果ガスの排出量実質ゼロ目標 福島県が啓発動画を披露

温室効果ガスの排出量を2050年までに実質ゼロにする目標を掲げている福島県が目標の実現に向けて作成した啓発動画が完成し、19日県庁で、出演した高校生らを招き動画が披露されました。

福島県は、2050年までに温室効果ガスの排出量を全体としてゼロにする「カーボンニュートラル宣言」を行い、モデルとなる取り組みを行う団体を年度ごとに表彰していて、今年度のは県立あさか開成高校と「コープあいづ」などが最優秀賞に選ばれました。

県が作成していた2つの団体の取り組みを紹介する啓発動画が完成し、19日、出演した生徒たちを招きお披露目されました。

このうち、あさか開成高校の動画では、プラスチックや古着などの資源ゴミを校内で回収していることや、校外での環境保全の活動などを生徒たちが伝えています。

また、「コープあいづ」の動画では、再生可能エネルギーを中心に電力を供給する地元企業と契約したり、食料品をフードバンクに提供したりした取り組みが紹介されています。

動画に出演したあさか開成高校2年の横田塔吾さんは「カーボンニュートラルの実現に必要なのは、一人ひとりの小さな一歩です。多くの人が取り組めるようなきっかけをつくっていきたい」と話していました。

2本の動画は、県の公式YouTubeチャンネルで今月25日から公開されます。