菅家衆院議員 キックバックを正しく記載していなかったと陳謝

自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる問題で、安倍派に所属していた菅家一郎衆議院議員が17日、地元の会津若松市で会見し、派閥から受けた1289万円のキックバックを、政治資金収支報告書に正しく記載していなかったことを明らかにし、陳謝しました。

衆議院比例代表東北ブロック選出の菅家氏は、地元の会津若松市で会見を開き、所属していた自民党安倍派の政治資金パーティーのパーティー券の収入のうち、令和3年までの4年間でノルマを超えて販売した総額1289万円をキックバックとして受け取り、政治資金収支報告書に正しく記載していなかったと明らかにしました。

菅家氏は、派閥側からキックバックを報告書に記載する必要が無いと説明を受けたとし「自由民主党福島県第四選挙区支部」の政治資金収支報告書に全額を、菅家氏本人の名義の寄付として記載していたということです。

この収入は、事務所の運営にかかる人件費やポスター代、それに通信費などの事務経費を補うために使っていたということです。

また、先月末に政治資金収支報告書を訂正していて、菅家氏は「裏金は一切無かった」と説明しました。

その上で、「本来であれば派閥の名義で報告すべきだったことが、問われている。多くの県民に不安と誤解を与えたことについて心からおわび申し上げる」と陳謝しました。