センバツ出場の学法石川を応援 地元菓子店が選手へお菓子贈る

来月18日に開幕するセンバツ高校野球に33年ぶりに出場する学法石川高校を応援しようと、地元の菓子店が学校名の焼き印を押したお菓子を選手たちに贈りました。

お菓子を贈ったのは、地元、石川町で大正時代に創業した老舗の菓子店です。

センバツ高校野球への33年ぶりの出場が決まった学法石川高校を応援しようと、14日から製造を始めました。

選手たちに贈る菓子は、店の人気商品のブッセに、野球ボールと学校名をデザインした特製の焼き印を押したもので、工場では、従業員が1個ずつ丁寧に焼き印を付けていました。

親子2代にわたり学法石川高校野球部のOBで、菓子店の酒井秀樹社長(66)は「この町にはこの学校があると心に刻んでほしいと焼き印を作りました。町の人や卒業生、県全体に感動を与えると思うので、全力でプレーしてほしい」と話していました。

酒井社長は、14日夕方、父親の信夫さん(89)と一緒に学校を訪れて、焼き印を押した菓子300個を選手たちに手渡し、選手たちはお礼を述べた上で、さっそく味わっていました。

そして、選手たちはことし初めてのグラウンドでの練習に励んでいました。

小宅善叶キャプテンは、「応援してくださる方がたくさんいると感じ、がんばろうという気持ちになりました。甲子園で勝って恩返したい」と話していました。