ルワンダの教育支援へ 郡山市のJA 米の売り上げの一部贈呈

1990年代に起きたアフリカ・ルワンダの内戦で、福島県に逃れた女性などが行っている母国の教育支援の活動に役立ててもらおうと、郡山市のJAが5日、米の売り上げの一部をNPO団体に贈呈しました。

福島市在住の永遠瑠マリールイズさんは、1994年に起きたルワンダ内戦の虐殺を機に福島県に逃れ、日本の人たちの支援を受けて母国に学校をつくるなどの教育支援を行っています。

郡山市に本店があるJA福島さくらはこの活動を支援しようと、
「福島のお米を食べてルワンダの子どもたちに支援を」をスローガンに、去年6月から11月までに県内7か所の直売所の米の売り上げの一部を寄付するキャンペーンを展開しました。

5日は本店で寄付金の贈呈式があり、志賀博之代表理事組合長がマリールイズさんに10万円を手渡しました。

寄付金は、ルワンダの学校の運営費などに充てられるということです。

マリールイズさんは「ルワンダには貧しくて学校に通えない子どももいます。子どもたちが安心して学校に通い夢を持てるようにするため、大切に使わせていただきます」と話していました。