江戸時代から続くとされる「三春だるま市」にぎわう

福島県三春町で、江戸時代から続くとされる新春恒例の「三春だるま市」が開かれ、だるまを買い求める多くの人でにぎわっています。

「三春だるま」は、頭の部分が平たく、赤みを帯びた彫りの深い顔つきとなっているほか、はじめから両目が描かれているのが特徴で、大きいもので高さ1メートルのものもあります。

三春町では21日、およそ300年前の江戸時代から続くとされる新春恒例の「三春だるま市」が開かれていて、朝から多くの人でにぎわっています。

だるま市には、だるまや縁起物などを販売するおよそ60の露店が出店していて、訪れた人たちは、だるまの大きさや高さを1つ1つ見比べながら次々と買い求めていました。

訪れた60代の男性は「三春のだるまは、私の先祖もずっと買っていて、家内安全など願って毎年買っています。小さいだるまも買って孫と遊びたいと思います」と話していました。

また、別の60代の女性は「家族の1年の健康を願って買いました。小さいだるまもあったので、東京に住む子どもに送りたいと思います」と話していました。

「三春だるま市」は21日午後4時まで開かれています。