“極上”の喜多方ラーメン披露 地元のラーメン店などが開発

全国的な知名度を誇る喜多方ラーメンの価値を海外にも発信しようと、地元のラーメン店などが知恵を出し合って開発した新しい極上のラーメンが、15日、報道陣に披露されました。

今回、喜多方市で新たに開発されたのは、極上の喜多方ラーメン、その名も「SUGOI」です。

15日は、開発に携わった市やラーメン店などでつくる団体が市内の食堂で報道陣向けの発表会を開き、堂々と披露されました。

発表会でははじめに、市の担当者が、開発した喜多方ラーメンを生かして、インバウンドの回復と外国人ファンを増やしていく狙いなどを説明しました。

披露されたラーメンは麺に県産の小麦などが使われ、チャーシューにはぜいたくな会津牛を使用、それに、器は地元の漆器が用いられ、出された漆塗りの箸は持ち帰ることができます。

喜多方市内には喜多方ラーメンを提供する店がおよそ90ありますが、今後、開発されたラーメンのレシピを各店で共有し、来月中旬ごろから一杯3000円で提供を始めるということです。

このほか、関係者向けの試食会も行われ、市内に住む56歳の男性は「ラーメンを食べて麺に小麦の力強さを感じ驚きました。生産者の思いがこもった一杯だと感じました」と話していました。

開発に携わった江花秀安さん(46)は「喜多方の歴史と文化がつまった新しいラーメンを、海外の人たちにも食べてほしい」と話していました。