自転車競技「BMX」トップ選手が中学校で特別授業 南相馬

東京オリンピックから正式種目に採用された自転車競技「BMX」のトップ選手が、競技の魅力を伝える特別授業が南相馬市の中学校で開かれ、自転車に乗って宙返りするなどのダイナミックな技で生徒たちを圧倒しました。

BMXは若い世代で人気が高まっている自転車競技で、技の完成度などを競います。

特別授業は、競技の魅力を広めようとフリースタイル種目の全日本連盟が全国6つの小中学校で開いていて、12日は、南相馬市の原町第一中学校に、強化指定選手の内藤寧々選手(17)と大和晴彦選手(21)、それに日本代表監督の出口智嗣さん(46)が訪れました。

まず講演が行われ、この中で大和選手は「やりたいことを常に考えていると無意識に努力すると思うので、夢や希望を持ち続けてほしい」と呼びかけていました。

続いて、体育館に設置したセットでBMXの実演が行われ、2人が空中で自転車をひねる技や自転車に乗ったまま後ろに宙返りする技を披露すると、生徒たちから大きな歓声が上がっていました。

2年生の男子生徒は「いつもの体育館なのに違う場所に見えるくらいの迫力で心が震えました」と話していました。