「110番の日」 パラアスリート齋藤選手が1日通信指令室長

1月10日は「110番の日」です。
福島県警察本部では、陸上・パラアスリートの齋藤由希子選手が1日通信指令室長を務めて、110番通報の正しい利用を呼びかけました。

福島市の福島県警察本部で110番を受け付ける通信指令室の1日室長を務めたのは、福島市在住で陸上砲丸投げ・パラアスリートの齋藤由希子選手です。

齋藤選手は若田英本部長から委嘱状を手渡されたあと、事前に用意されていた想定の110番を受け付けました。

この中には免許の更新や子どもについての相談なども含まれていて、齋藤選手は免許更新については警察署が窓口であることや、家庭内の悩み事などは相談専用の番号にかけることなどを伝えて、110番の適切な利用を呼びかけていました。

県警察本部によりますと去年寄せられた110番の件数は前の年より1万6000件ほど増えておよそ12万6000件に上り、このうちいたずらや間違い電話がおよそ4万件と、いずれも過去5年間で最も多かったということです。

要因について、去年、新型コロナの5類移行により社会経済活動がより活発化した影響もあるとみていて、県警察本部は要望や相談などは「#9110」に電話するよう呼びかけています。

齋藤選手は「電話を受ける側の緊迫感や大変さを感じました。110番を正しく利用してほしいです」と話していました。