「110番の日」子どもたちが110番通報の手順学ぶ体験教室

「110番の日」の10日、大熊町の義務教育学校では、子どもたちが110番通報の手順を学ぶ体験教室が行われました。

この体験教室は110番の正しい利用方法を学んでもらおうと、双葉警察署が行ったもので10日は大熊町の義務教育学校「学び舎ゆめの森」の児童と生徒、およそ20人が参加しました。

まず、担当の警察官が児童と生徒たちに対して「110番は事件や事故など、緊急性の高いケースを警察に伝えるための専用のダイヤルです」などと説明しました。

そして、通報するときは事故や事件が起きた時間や場所、けがの有無、事件の場合は犯人の服装などの特徴を詳しく伝えるよう指導していました。

続いて、具体的な事例をもとに110番通報を体験する模擬体験も行われ、このうちひったくりを目撃したケースでは、子どもたちが警察官に犯人が赤色の原付バイクに乗って北の方角に逃げたことや、被害者にけがはみられないことなどを伝えて実際の通報のしかたを学んでいました。

2年生の女子児童は、「はじめてかけたからドキドキしました。いたずら電話はしてはだめだと思った」と話していました。

5年生の男子児童は「実際にかけたらこうなるんだと教えてもらい、説明の仕方がわかったのでかける勇気が出たと思います」と話していました。