年末年始新幹線利用者 新型コロナ感染拡大前の9割余まで回復

年末年始に県内を運行する東北新幹線と山形新幹線を利用した人の数は、いずれも前の年を10%あまり上回り、新型コロナの感染拡大前と比べ、9割あまりまで回復したことがJRのまとめでわかりました。

JR東日本東北本部は、先月28日から今月4日までの8日間について、新幹線の利用状況をまとめました。

それによりますと、東北新幹線の栃木県の那須塩原駅と郡山駅の区間を利用した人は、上りと下りあわせて92万4000人で、前の年の同じ時期に比べて8万8000人、率にして11%多くなり、新型コロナの感染拡大前の2018年度と比べて93%まで回復しました。

また、山形新幹線の福島駅と山形県の米沢駅の区間を利用した人は、10万5000人で、前の年より1万人、率にして10%多くなり、新型コロナの感染拡大前と比べて91%まで回復しました。

帰省やUターンによる混雑のピークは、下りが先月30日、上りが今月3日で、自由席の乗車率が100%を超えるなど混雑しました。

年末年始の利用客の増加についてJR東日本東北本部は「新型コロナの5類移行後、初めての年末年始となり制限がなくなったことで大勢の人が移動したと見ている。引き続き利用者の感染防止対策を徹底していきたい」としています。