福島 小中学校で3学期始業式 “大谷選手のグローブ”披露も

県内の多くの公立の小中学校などでは冬休みが終わり、9日、3学期の始業式などが行われて、授業を再開しました。

このうち郡山市の芳山小学校では、9日午前、体育館に全校児童およそ290人が集まり、3学期の始業式が行われました。

式では、難波和生校長が「3学期のスタートです。寒さに負けず頑張りましょう。今月1日には能登半島で地震がありました。自分に何ができるのかや、命の大切さを考えましょう」と呼びかけました。

このあと、代表の児童が3学期の目標を発表し、4年生の國分千輝さんが「5年生に向けて挑戦する学期にしたいです」と話しました。

始業式に続いて、大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手から日本国内のすべての小学校に贈られたグローブが披露されました。

そして、難波校長が大谷選手から届いた「このグローブが私たちの次の世代に夢を与え、勇気づけるためのシンボルとなることを望んでいます。野球しようぜ」というメッセージを読み上げました。

グローブは、右利き用と左利き用のあわせて3つで、6年生5人が交代でグローブをはめて、感触を確かめながらボールを投げ合っていました。

キャッチボールをした6年生の男子児童は、「グローブを使う緊張感もありましたけどうれしかったです。大切にみんなで譲り合って使っていきたいです」と話していました。