冷え込み厳しい季節 水道管凍結を防ぐ対策を

冷え込みが厳しい季節となり、自治体は、旅行などで家を長期間留守にする場合などに水道管の凍結を防ぐ対策を呼びかけています。

県内は、去年1月に強い寒気の影響で気温の低い日が続いて、各地で水道管が凍って破裂するなどのトラブルが相次ぎました。

福島市水道局によりますと、昨年度1年間に、市民から寄せられた水道管の凍結や破裂などに関する相談件数は、前の年度のおよそ4.7倍の387件に上り、このうち8割が去年1月に集中していたということです。

また、いわき市水道局の管内で、昨年度、水道管の凍結で破損や断水した件数は、前の年度の62倍の622件に上ったということです。

水道管の凍結が起きやすいのは、最低気温がマイナス4度以下となる場合や、旅行で家を留守にして、水道管を長時間使用しない場合などで、各自治体の水道局などは、対策として水道の水抜きを忘れずに行うことや、屋外の水道管には布や発泡スチロールといった保温材を巻くなど、家庭で行える対策の実施を呼びかけています。