成人の日を前に福島市で障害ある人たちの「二十歳のつどい」

8日の成人の日を前に、福島市では、障害があって大勢が出席する成人式の参加が難しい若者に向けた記念式典が開かれ、家族などが門出を祝いました。

障害のある人の家族などでつくる福島市の団体と福島市は、大勢が出席する成人式の参加が難しい若者のために、「二十歳のつどい」を毎年開いていて、7日は、福島市などから20人の若者と保護者らが出席しました。

式では、福島市の木幡浩市長が「大人としての責任を持って、焦らずいろいろなことに挑戦してほしい」と祝いのことばを述べました。

そして、市長がそれぞれの席をまわりながら、ひとりひとりの名前を読み上げ、記念証書を手渡していきました。

また、式では、事前に本人や保護者が書いた「誓いのことば」が代読で紹介され、「成人としての自覚を持って行動していく」とか、「仕事をがんばります」など、思い思いの決意のことばが読み上げられました。

参加した福島市の女性は「社会人としての一歩になりました。今まで以上にがんばっていきたい」と話していました。

50代の母親は「無事に20歳を迎えられて良かったです。本当におめでとうという気持ちです」と話していました。