いわき市の中央卸売市場の初市式 商売繁盛祈願

県内各地の卸売市場で新年の初競りが行われるなか、いわき市の中央卸売市場では、5日、初市式でことし1年の商売繁盛を願いました。

いわき市鹿島町にある中央卸売市場には夜明け前から関係者が集まり、魚介類のことし初めての競りを前に、午前6時から初市式が行われました。

この中で内田広之市長が、「常磐ものをはじめいわき市の近海で取れる魚などのすばらしさをPRしたい」とあいさつし、市場の関係者と手締めをして1年の商売繁盛を祈願しました。

続いて、初競りが行われ各地で水揚げされたマグロやヒラメなどの魚を、仲買人たちが威勢のいい声で次々に競り落としていました。

また、初市式は野菜や果物を扱う市場でも行われ活発な取り引きを願って紅白の餅がまかれたほか、船の形をした入れ物にりんごなどを盛り合わせた縁起物の「宝船」も競りにかけられ、にぎわっていました。

初競りに参加した地元スーパーの鮮魚担当の木村博樹さん(46)は、「常磐ものを中心に魚をたくさん買い付け地域の人たちに食べてもらいことし1年盛り上げていきたい」と話していました。