浪江町 地元の請戸漁港水揚げの“請戸もの”PRへ ロゴ公募

浪江町は、地元の請戸漁港で水揚げされた魚を「請戸もの」としてPRしていこうと、オリジナルのロゴのデザインを募集しています。

浪江町では、2011年3月の巨大地震による大津波と東京電力福島第一原発の事故の影響で、基幹産業の漁業が大きな打撃を受けました。

町によりますと、地元の請戸漁港では令和元年に施設の復旧が完了し、よくとしの4月から競りが再開していますが、水揚げ量は事故前の2割ほどにとどまっています。

このため、町は、水産業の振興のために地元で水揚げされた魚を「請戸もの」としてPRする取り組みを進めることにし、PRのシンボルとなるオリジナルのロゴのデザインを募集しています。

デザインの募集期間は今月末までで、誰でもメールか郵便で応募することができ、集まったデザインは町や漁協の関係者による審査で選考します。

浪江町農林水産課は「請戸の魚の魅力がひと目で分かるようなロゴにして“請戸もの”のおいしさを発信し、復興が進む浪江町を知ってもらう足がかりにしたい」としています。