新しい年を前に郡山市の神社で重さ150キロの大鏡餅を奉納

新しい年を迎えるため、郡山市の神社では重さ150キロの大鏡餅が奉納されました。

郡山市の安積国造神社では、新年を無事に迎えられることを願い、毎年、大鏡餅が奉納されていて、28日は、夜明け前の午前6時ごろから、氏子たちおよそ30人が境内に集まりました。

氏子らは蒸したもち米を4つの臼に分け、「よいしょ、よいしょ」というかけ声とともにきねを使ってついていきました。

そして、つきあがった餅の形を整え、直径90センチ、重さ150キロの大鏡餅を完成させました。

また、大人たちのそばでは、地元の子どもたちおよそ10人も参加して、「千本ぎね」と呼ばれる棒を使って28日の餅つきに参加した人たちに配る餅をついていました。

最後に、氏子たちは完成した大鏡餅を台に乗せておよそ10人がかりで拝殿の中に運び込み、神前に奉納しました。

氏子の岡田勇次さん(80)は「平安な世の中になってほしいという願いを込めて餅を奉納しました。来年はいい年になってほしいです」と話していました。

大鏡餅は来月11日の鏡開きまで供えられるということです。