磐梯山南北の2つのスキー場がリフトで接続 国内最大級に

磐梯山の南と北に位置する2つのスキー場が、22日からリフトでつながって1つとなり、国内最大級のスキー場として営業を始めました。

リフトでつながったのは、磐梯山の北側、北塩原村にある旧「猫魔スキー場」と、南側の磐梯町にある旧「アルツ磐梯」です。

22日から、1つにつながった「ネコマ マウンテン」としての営業を始め、ゲレンデの面積が189ヘクタールで、33のコースを持つ国内最大級のスキー場になりました。

スキー場を運営する星野リゾートの星野佳路代表らが出席して記念式典も行われました。

磐梯山の南と北を結ぶリフトはおよそ800メートルの長さがあり、訪れた人たちは次々と乗り込んで、景色や難易度が異なるさまざまなコースでの滑りを楽しんでいました。

これまで磐梯山の北側は雪質の良さで定評があったものの、交通アクセスが課題となっていたため、リフトでつながったことでスキー客の利便性が向上するとともに、地元の自治体や観光関係者は集客力アップを期待して、外国人観光客の誘客にも力を入れています。

埼玉県から訪れた48歳の男性は「リフトから猪苗代湖や磐梯山を望めてとても良かった。雪質も良いので楽しみたい」と話していました。

星野代表は「会津全体で協力して長期滞在のインバウンドなどを取り込み、北海道や長野県に負けないスノーリゾートにしたい」と話していました。