冬至 共同浴場で「ゆず湯」のサービス 福島 飯坂温泉

22日は「冬至」です。
福島市の飯坂温泉の共同浴場では「ゆず湯」のサービスが行われ、訪れた人たちはお湯につかりながら、さわやかな香りを楽しんでいます。

福島市の飯坂温泉では、「冬至にゆず湯に入ると風邪をひかない」という言い伝えにちなみ、2か所の共同浴場でゆず湯のサービスが行われています。

このうち「鯖湖湯」では、男湯と女湯でそれぞれ250個のゆずを湯船に浮かべ、訪れた人たちは、お湯につかりながらさわやかな香りを楽しんでいます。

鯖湖湯などでは、以前、ゆず湯に市内の信夫山で栽培されたゆずを使っていましたが、原発事故の影響で出荷が制限されたため使用を取りやめ、その制限が去年3月に解除されたことを受けて、ことし13年ぶりに信夫山のゆずを浮かべたということです。

ゆず湯に入った福島市内の74歳の常連の男性は「師走の忙しいところにゆずの香りに癒やされます」と話していました。

2か所の共同浴場では、22日午後10時までゆず湯を楽しめるということです。