新年を迎える準備 和菓子店で鏡餅づくりが最盛期 福島

年の瀬を迎え、県内各地で新年を迎える準備が進められる中、福島市内の和菓子店では鏡餅づくりが最盛期を迎えています。

福島市中心部にある老舗の和菓子店では、毎年この時期に鏡餅づくりを行っていて、今が作業の最盛期を迎えています。

1日あたりおよそ60キロのもち米を使って直径15センチから5センチほどの餅、数百個を作っているということで、職人たちはもち米をせいろで蒸して機械でついたあと、手でちぎって手作業できれいに丸めていきました。

店によりますと、物価高騰の影響で蒸し器の燃料の灯油はこの2年間で1割ほど値上がりし、餅を包装する資材の仕入れ値も2割ほど上がったということですが、新年を穏やかに迎えてほしいと餅の価格は据え置いて販売しているということです。

和菓子店の4代目、菅野翔太郎さんは「鏡餅は正月を迎えるのに欠かせないものなので、一つ一つ心を込めて作っています。飾ったあとはお雑煮やおしるこなどでおいしく食べてほしい」と話していました。