南会津町 町民参加のオペラ上演前に 舞台PRするコンサート

南会津町で、地元出身のオペラ歌手と町民たちが一緒に作り上げるオペラの舞台が17日上演されるのを前に、舞台をPRするコンサートが開かれました。

南会津町では、平成30年に地元の有志のグループが中心となって地元出身のオペラ歌手、阿部祥子さんが出演するオペラの舞台の公演を始め、ことしで3回目になります。

15日は17日の本番を前に、舞台をPRするコンサートが町役場で開かれました。

阿部さんのほか、一緒に舞台に出演する住民の合唱団など30人が参加し、情熱的な恋を歌ったオペラの楽曲「ハバネラ」と勇ましい闘牛士の姿を描いた「闘牛士の歌」を披露しました。

また曲の合間には、阿部さんが、17日上演するオペラでは地元の「南郷刺し子」で作った衣装が使われることや、町の小中学生も一緒に出演することなどを紹介していました。

訪れた70代の女性は「初めて生で聞きましたがすばらしかったです。あさってのオペラも楽しみです」と話していました。

阿部さんは「町民が参加して衣装や舞台装置まで手がける、見どころたくさんの総合芸術をぜひ楽しんでほしい」と話していました。

17日のオペラの演目はスペインを舞台にした恋の物語「カルメン」で、町の交流施設「御蔵入交流館」で午後2時に開演します。