福島第一原発 除染作業中の男性作業員 顔に微量 内部被ばく

今月11日午後、福島第一原子力発電所2号機の周辺で除染作業にあたっていた20代の男性作業員の顔に微量の放射性物質が付着するトラブルがあり、東京電力は内部被ばくがあったと発表しました。
男性作業員は当時、全面マスクをつけて除染作業を行っていましたが、マスクを外す際に、手や指、あるいはマスクの外側に付着していた放射性物質が顔に触れた可能性があるということです。

東京電力によりますと14日、内部被ばくを計測する機器で測ったところ、暫定の値で0.38ミリシーベルトと確認され、内部被ばくをしたことが分かったということです。

被ばく量は極めて小さいため健康への影響はないとしています。

東京電力は、作業後のマスクの拭き取りや正しい外し方などを徹底するとしています。