年越しそばの乾麺の生産ピーク 南会津町

ことしも残りあと2週間ほどとなり、福島県南会津町の製麺会社では、年越しそばの乾麺の生産がピークを迎えています。

南会津町の老舗の製麺会社は、毎年この時期に年越しそばの乾麺を生産していて、ことしもピークを迎えています。

乾麺の生産はほぼ全自動で、専用の機械がそば粉を練り、板状になった生地がカッターで次々と細切りにされていきました。

そして長さ3メートルほどの麺が別の機械でつり上げられ、乾燥用の部屋に運ばれていきました。

この会社は年越しそばの需要が高まるこの時期に、1日のあたりの麺の生産量を通常より3割ほど多い1万2000食余りに切り替えています。

会社によりますと、一部の商品には地元産のそば粉を使っていて、ことしは夏の記録的な猛暑の影響で県内産のそばの収穫量が減少したものの、年越し用のそば粉はなんとか地元産を調達できたということです。

製麺会社「奈良屋」の猪股裕一社長は、「県外に出られている方にもふるさと福島を思いながら年越しそばを味わって欲しい」と話していました。