しめ縄づくりが最盛期 鏡石町

年の瀬を迎え、鏡石町では新年に神棚や玄関に飾るしめ縄づくりが最盛期を迎えています。

鏡石町にある鏡石シルバー人材センターでは、毎年この時期に地元の神社や家庭などから受注したしめ縄を作っていて、ことしも10月後半から始まった作業が最盛期を迎えています。

材料のわらは地元の農家から調達したもので、14日はシルバー人材センターの2人がわらを縄状に編んだ「輪〆」と呼ばれるしめ縄作りに追われていました。

2人は、縄の両端を結んで輪にし、はみ出た余分なわらをはさみで切る工程を分業で進め、縁起物の松の枝と紙の飾り物を添えていました。

このほか、全長およそ1メートル最も太い部分の直径が9センチほどある「ごぼう〆」と呼ばれる大型のしめ縄作りでは、メンバーが足でわらを押さえながら巧みにわらを編んでいました。

しめ縄を作っている大河原一雄さんは「毎年恒例の自分の仕事と思い長年、続けています。しめ縄作りは後継者が不足していますが体力が続く限り続けていきたい」と話していました。

しめ縄は12月25日ごろに届けられます。