子どもたちを招待してオーケストラの生演奏 いわき市

子どもたちにオーケストラが奏でる音楽に触れてもらおうと、いわき市で恒例のコンサートが開かれ、市内の小中学生たちが美しい演奏を楽しみました。

コンサートは、東日本大震災の復興支援のため、いわき市で2012年から東京都交響楽団と地元のコミュニティーFM局がほぼ毎年開いていて、ことしは市内にある小中学校の児童生徒およそ3000人が招待されました。

このうち午前の部は主に小学生が招待され、はじめに人気のゲーム音楽が演奏されると、子どもたちは体でリズムを取りながら全身で音楽を楽しみました。

続いて、ベートーヴェンの「運命」などのクラシックの名曲が披露され、静かに耳を傾けました。

また、新型コロナの感染拡大以降、自粛されていた合唱曲の「BELIEVE」の演奏にあわせた子どもたちの合唱が4年ぶりに行われ、元気いっぱいの歌声とオーケストラの演奏が1つになりました。

小学2年生の女の子は「オーケストラを初めて聴きましたが、生で聴くと全然違うなと感じました。合唱はよくできました」と話していました。

指揮を務めた梅田俊明さんは「子どもたちの歌声に圧倒されました。ビリーブを聴くといろいろなことがあっても乗り越えなければならないと勇気をもらえます。コロナの影響で4年ぶりに子どもたちの元気な歌を聴き元気をもらいました」と話していました。