会津美里町の伊佐須美神社で年末恒例のすす払い

各地で新年を迎える準備が進む中、会津美里町にある伊佐須美神社では年末恒例の「すす払い」が行われました。

1400年の歴史があるとされる会津美里町の伊佐須美神社は、新年に大勢の参拝客が訪れる県内有数の神社で、新型コロナの感染拡大前は正月の三が日におよそ12万人が訪れていました。

13日は新しい年を迎えるのを前に、この1年の間にたまった境内の建物のほこりを落とす「すす払い」が行われ、神職や氏子などおよそ20人が作業にあたりました。

最初に本殿で神事を行ったあと、全員ですす払いに取りかかり、社務所などのガラス戸や柱を雑巾で拭いたり、天井のちりやほこりをほうきや掃除機で取ったりしながら隅々まで清めていきました。

また、およそ14メートルの高さがある「楼門」は竹にササをくくりつけて作った長さ4メートルほどのほうきを使ってほこりを払い落としました。

宮司の沼澤文彦さんは「訪れる方々に気持ちよく参拝していただけるように隅々まできれいにしてお迎えできるようにしたい」と話していました。

伊佐須美神社では、来年は新型コロナの5類移行のあと初めての新年となるため多くの人出を予想していて、おおみそかの夜遅くから混雑する見込みだということです。