大熊町の土木工事会社を指名停止処分 国交省東北地方整備局

福島第一原発の事故に伴う帰還困難区域にあった大熊町の建物の解体工事現場から、鉄などを盗んだとして元作業員4人が逮捕・起訴された事件を受け、国土交通省・東北地方整備局は4人を雇用していた大熊町の土木工事会社を8日から1か月間の指名停止処分にしました。

指名停止の処分を受けたのは、大熊町熊の土木工事会社「青田興業」です。

東北地方整備局などによりますと、「青田興業」は、環境省が発注した大熊町の帰還困難区域にあった「大熊町図書館・民俗伝承館」の解体工事を請け負っていましたが、会社の従業員として工事に携わった元作業員4人がことし5月に現場から鉄などの金属を無断で持ち出し県内の業者に売却していたということです。