詐欺の被害を未然に防ぐ 喜多方市のコンビニ店長に感謝状

高額な電子マネーを購入させる詐欺に遭いかけていた男性に声をかけ、被害を未然に防いだとして、喜多方市にあるコンビニエンスストアの店長の女性に警察から感謝状が贈られました。

感謝状が送られたのは喜多方市のセブンイレブン喜多方桜が丘店の店長、佐藤まゆみさんです。

6日、喜多方警察署で贈呈式があり、黒田繁署長が「積極的な声かけと迅速な通報が被害を防ぎました」と述べ、感謝状を手渡しました。

警察などによりますと、佐藤さんは先月、来店した70代の男性が15万円分のギフトカードを購入しようとしているのを不審に思い、声をかけました。

その際、警察が店に配布していた詐欺の手口を記したシートを見せながら、詐欺に遭っている可能性があることを伝えて男性に購入を思いとどまらせ、警察に通報して被害を未然に防いだということです。

佐藤さんは当時の対応を振り返り「高額な購入だったので詐欺だと確信して声をかけました。被害を防ぐことができてよかったです。店の声かけによって少しでも被害がなくなってほしいです」と話していました。

喜多方警察署の高橋健治生活安全課長は、「詐欺の被害を疑っても店側からうまく声をかけられるか不安だという声も聞きますが、少しでも怪しいと思ったら通報してほしい」と話していました。